コラムCOLUMN
<意外と知らない歯磨きのあれこれ>
こんにちは、田町スクエア歯科・矯正歯科の中川です。
今回は意外と知らない方も多い
正しい歯の磨き方についてお話させていただきたいと思います。
まず、歯ブラシの目的は何かと申しますとバイオフィルムの除去になります。
バイオフィルム?
あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
バイオフィルムとは水気のある場所にくっついた、細菌の集合体です。
例えばキッチンのシンクに着いたヌルヌルやお風呂の浴槽のヌルヌルです。
実はあのヌルヌルは細菌の集合体だったんですね。
お口の中では、歯の表面に着いた白いヌルヌルのことを言います。
<デンタルプラーク>や、<歯垢>とも呼ばれます。
このプラーク耳掻き一杯分の中には、実は数億という細菌が住み着いており、
その中には虫歯や歯周病を引き起こす細菌もたくさんいます。
このプラークを毎日、正しいブラッシングで除去し、歯と歯茎の健康を守ることをプラークコントロールと言います。
このプラークですが、うがいだけでは落とすことが出来ません。
直接触れてぬぐいとることが大切です。
<正しい歯ブラシの仕方について>
まず大事な事は歯ブラシ選びです。
歯ブラシはヘッドの大きさ、毛先の細さ、固さに様々な種類がありますが、ヘッドの大きさは小さい方が隅々までブラッシングがしやすく、汚れが落としやすいです。
固さですが、歯茎が健康な方は普通で大丈夫です。
歯茎が腫れていたり、傷つきやすい方は柔らかめを選びましょう。
毛先は細い方が歯周ポケットという、歯と歯茎の間の溝まで、しっかり行き届きお掃除することができます。
ご自身のお口にあった最適な歯ブラシを選びましょう。
田町スクエア歯科・矯正歯科では、クリーニングの際にお口に合った歯ブラシをオススメしておりますので、ご相談ください!
次にブラッシングの方法ですが、歯ブラシをペンを握る握りかたで持ち、歯と歯茎の溝に45°傾けて当てます。
前歯などの裏側などは歯ブラシを立てて当てるようにしてください。
ゴシゴシと磨く方が良く磨ける気がしてしまいますが、軽い力で小刻みに動かしましょう!
あまり強い力で磨いてしまうと、歯茎を傷つけてしまいますし、歯茎が下がってしまう原因となってしまいます。
最低3分間は時間をかけて磨いてみてください。
歯と歯の間は歯ブラシだけではしっかり汚れを落とすことは難しいです。
フロスや歯間ブラシなどの補助器具を使って汚れを落として頂ければと思います。
虫歯や歯周病も歯と歯の間から進行することが多いです。
田町スクエア歯科・矯正歯科では歯磨き指導も随時行っていますので、ご相談頂ければ幸いです。
正しいブラッシングを身につけてお口の健口を守っていきましょう!