コラムCOLUMN
<治療時の痛みをなくす 無痛治療>
こんにちは、田町スクエア歯科・矯正歯科の中川です。
今回は歯医者に行きたくない理由第一位!
【痛み】についてのお話をさせて頂きたいと思います。
歯医者は痛いから行きたくないと思われる方は多いと思います。
しかし実際はしっかり麻酔を効かせることが出来れば、治療中に痛みは感じることはありませんし、麻酔時の痛みも限りなく少なくする事ができます。
そのために私がこころがけている留意点をお話させて頂きます。
・しっかりと事前説明を行うこと
何をされるか分からないというのは不安なものです。
なんのために麻酔を使い、どのような治療を行うか。
このことをきちんと説明することで、処置前の不安を取り除くことができます。
・表面麻酔
当院では、局所麻酔薬の際は必ず表面麻酔を行ないます。
しっかり乾燥させてから表面麻酔を塗布することで表面麻酔の効果が最大限に発揮できます。
・体温に近い麻酔液を用いる
麻酔薬の温度が冷たいと痛みを感じやすくなります。
当院では麻酔液をギリギリまで保温器に保管して体温に近い温度に温めて使用しています。
・電動麻酔器を用いる
コンピューター制御された機械を用いて可能な限りゆっくり麻酔液を注入します。
強圧で麻酔薬を注入すると痛みを感じてしまいます。
注入圧をコントロールする事で痛みを軽減することが出来ます。
・痛点の少ない部分に
口の中には痛みを感じやすい部位とそうでない部位があります。なるべく痛みの少ない部位を選んで麻酔を行ないます。
・細い針を用いる
当院では33G(直径0.26㎜㎜)の可能な限り細い針を使用しています。
そうすることで、針の注入時の痛みを抑えます。
歯科治療で一番痛みが生じる処置は麻酔です。
これらのポイントを抑える事で、麻酔時の痛みを限りなく0にする事が可能です。
麻酔をした後に「いつ麻酔するんですか?」と尋ねられる方もいらっしゃるくらいです。
しかし‥‥
麻酔が非常に効きにくいシチュエーションがあります。
それは急性症状が強い場合です。
歯がジンジン痛くなってから治療に来られた場合、上記の手段を取っても麻酔が効きにくいことがあります。
そのような場合はまず飲み薬で炎症を抑えて、麻酔が効きやすい状態に改善してから治療を行います。
なるべくそのような状態になる前に、定期的に検診を行い、早期治療をおすすめします。