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フッ素って何?

こんにちは、田町スクエア歯科・矯正歯科スタッフです。

数回にわたり歯磨剤についてご紹介してきました。

 

(フッ素とかフッ素濃度とか言ってるけど、結局フッ素ってなに?)

(フッ素って口の中に入って大丈夫なの?)と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。

 

実際に患者様でも(化学物質なんじゃない?)(身体に害はないの?)と聞かれることもあります。

今回は歯磨剤に使われているフッ化物についてお話ししたいと思います。

 

ストローマンジャパンのサイトから抜粋してみます。 

フッ素とは?

フッ素は自然界の動物や植物、食品、土壌中や海水中などにも広く存在する元素です。
フッ素元素の陰イオンの状態にあるものをフッ化物と言います。虫歯予防に使用されているフッ化ナトリウムもフッ化物です。

 

フッ化物の働き

フッ化物には主に以下のような虫歯予防効果があります。

フッ化物の働き

 

再石灰化を促す

再石灰化とは、脱灰による歯のダメージが修復され、元の健康な状態に戻る現象です。唾液中のリン酸カルシウムの働きによって起こります。
フッ化物は、リン酸カルシウムの反応性を高める働きがあり、再石灰化を促進します。

 

歯垢による酸の生成を抑える

歯に付着した歯垢内の細菌は、糖質から酸を生成します。フッ化物は細菌の働きを抑制し、虫歯の原因となる酸の生成を抑えます。

 

フッ素入り歯磨き粉の安全性

フッ素入り歯磨き粉の有効性についてはさまざまな報告がありますが、最も多いのが虫歯予防率30~40%という報告です。さらに、成人・高齢者に多い歯肉退縮による根面虫歯に対しては、67%の予防効果も報告されています。

 

このように、フッ素入り歯磨き粉は虫歯予防に有効であることがわかっていますが、フッ化物の過量摂取は急性中毒フッ素症を引き起こす恐れがあります。

 

フッ化物による急性中毒

フッ化物の摂取・吸引量によっては、短時間で人体への悪影響が現れる場合があります。

 

フッ化物の急性中毒量は?

治療・入院を必要とする推定中毒量・・・5mg/kg(体重)
なお、幼児がフッ素入り歯磨き粉を使い、一人で歯を磨いた場合に口腔内に残るフッ化物の量を調査したところ、3~5歳の場合は0.06mg(15.3%)、3~6歳児の場合は0.04mgという結果が報告されています。
つまり、1日3回行った場合でも0.12~0.18mgで、意図的あるいは事故により過量摂取しない限り、フッ化物による有害な影響はないとされています。
フッ素入り歯磨き粉の利用時には、使用量を守ることはもちろんですが、誤って歯磨き粉を飲み込むことのないよう事故防止に努めることが大切でしょう。

 

フッ素入り歯磨き粉の効果的な使用方法

【年齢別】フッ素入り歯磨き粉の適正使用量

フッ化物中毒やフッ素症を防ぎながら安全に虫歯予防を行うには、フッ素入り歯磨き粉の適正使用量を守ることが大切です。

 

手順 1

各年齢の適正量(上記の表を参照)を歯ブラシにつけ、ブラッシングを行う

 

手順 2

ブラッシング後、10~15mlの水で1回うがいする

うがい後、1~2時間程度飲食を控える

※就寝前に行うと特に効果的です。

 

このようにフッ素は食品や土中にも存在しています。正しく使えばとても効果的です。これからもフッ素と仲良く歯磨きしましょう♪