こんにちは、田町スクエア歯科・矯正歯科スタッフです。

【周術期】という言葉、聞いたことがありますか？

聞きなれない言葉だとおもいます。

周術期とは、手術が決定してから入院して手術を受け、術後退院してから社会復帰するまでの期間を指します。

「今度、入院して手術をすることになったから担当の先生から歯医者さんに行ってきてくださいと言われました。」と来院されるかたもいらっしゃいます。

手術とお口のケア、関係あるの？と思われるかもしれません。

周術期の患者さんは

・飲食に制限がある
・気管や肺にチューブが入っている
・お口を開けたままの状態で固定されている

やはり日常とはかけ離れた生活になります。

もともとお口のなかにはたくさんの細菌が存在しています。

免疫力が低下することでさまざまな感染症のリスクが上昇します。

お口からいろいろな細菌が体内に侵入し、感染源にならないためにも周術期の口腔ケアはとても大切です。

この細菌を減らして術中術後を迎えると入院日数が短くなることがデータから明らかになっています。

結果的に、

・肺炎などの感染症予防

・抗がん剤の副作用による口内炎の予防

・(食べる)という機能の保護、早期回復

感染症の予防から術後の早期回復まで、口腔ケアを行うことはとても重要なんです。

いざ、というときにはまず歯科医院へご相談くださいね。