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<歯を食いしばり、歯ぎしりから守る ナイトガードのすすめ>

こんにちは、田町スクエア歯科・矯正歯科の中川です。

今回は歯の天敵、夜間食いしばり、歯ぎしりから歯を守るナイトガードについてお話させて頂きます。

歯を長持ちさせるさせるのに大事なことは日頃のブラッシングです。

しっかりセルフケアをすることでむし歯や歯周病からの<細菌感染>を防ぐことができます。

 

しかし診療をしているとむし歯や歯周病でもないのに歯の神経が壊死してしまっている方がいらっしゃいます。

以前歯を強くぶつけたりしたような既往もなく、気が付くと歯の色が黒く変色してきたと皆さんおっしゃいます。

 

このような方はもしかしたら夜間の食いしばりや歯ぎしりが原因かもしれません。

炎症は細菌感染による炎症と、力による炎症があります。

例えば野球のピッチャーは試合後に肩を冷やしますよね?

細菌感染があるわけではないですが、肩を使いすぎることで熱を帯び、関節が炎症を起こしているからです。

外傷によって捻挫をすると、細菌感染でもないのに炎症を起こし腫れてしまいます。

 

歯にも同じことが起こります。外傷や過度な咬合力が加わると炎症が起きてしまいます。

咬合性外傷と呼ばれ、歯並びが原因で起きることもありますし、夜間の歯ぎしりで起きることもあります。

 

夜間の食いしばりは日中の10倍近い力で歯を酷使します。

寝ている時に無意識に行われるものなのでご自身では気づきにくく、ご家族の指摘で初めて気づかれることも多いです。

しかし実はお口の中をチェックすると、歯ぎしりをしているのかどうかは比較的ご自身でもチェックできます。

 

このようなお口の方は要注意です!

1)歯がすり減って尖っている。短くなってきている。

2)下顎の内側や上顎の真ん中にこぶのようなものがある。

3)歯の歯茎に近い部分が欠けている。

4)朝起きると顎が疲れている。

1は歯がすり減るくらい強い力で夜間歯ぎしりをしている可能性が高いです。

2は骨隆起と呼ばれ、噛む力が強く、それに耐えるために骨が異常に発達したものです。

3は楔状欠損と呼ばれ、同じように歯に過度の力が加わると、付け根の部分が欠けてしまいます。

4は就寝中に強い力で噛みしめ、筋肉疲労が起きている可能性があります。

 

食いしばりや歯ぎしりは無意識なものなので、それ自体をやめさせることは非常に困難です。

対症療法として歯ぎしりによる外傷から歯を守るナイトガードが効果的です。

歯の負担を軽減し、歯を長持ちさせるナイトガードは、サイズ感があり、心地よいものではありませんが、1日使用すると1日歯の寿命が延びるという気持ちで使って頂くと良いかと思います。

 

要注意の項目に一つでも当てはまる方はナイトガードの使用を検討してみてはいかがでしょうか。